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庵のお茶について

献上に用いられていた山都町の『矢部茶』

熊本県のお茶どころ、山都町で作られる茶葉は、一般的に『矢部茶』と銘打たれており歴史は古く江戸時代にまで遡ります。品質が極めて優れていることから藩主に献上したことに始まる矢部茶のその葉は、技術の進歩や九州各地の茶師との交流を重ねるうち、独特の丸みをおびた玉緑茶の形状へと変化していきます。

矢部郷の茶師達は、釜炒り茶・玉緑茶・蒸製玉緑茶の製造最終工程で行う大釜での釜炒り工程を取り入れた製法を誕生させました。これが、独自製法により渋みを抑えることに成功した蒸し製玉緑茶(※)です。

独特な形状の茶葉、そして茶師達の技術を受け継いだ製法そして、献上されるほどの品質は現代でも変わりません。食卓に映える鮮やかな緑色と、茶葉本来のほのかな渋み、飲み終わった後に口の中で広がる日本茶独特の甘みは世代を越えて愛され続けています。

(※)精揉(最後に形を細長く整える)工程がなく、回転するドラムに茶葉を入れて乾燥させるため撚れておらず、丸く、ぐりっとした勾玉(まがたま)のような形状に仕上がったお茶。茶葉がしんなりとし、色も鮮やかで、爽やかな香りで喉越しも良いのが特徴。

矢部茶本来の特徴を活かした農薬不使用栽培

デリケートな農作物とされるお茶の葉の栽培は、他の農産物に比べても難しく品質や見栄えを守るために肥料を用いて生育するのが一般的とされます。もちろん、これらの肥料も多少であれば人体に害を及ぼすものではなく、お茶の葉の生育には欠かせない成分であることに変わりはありません。

庵シリーズの茶葉は、山都町の自然と共生し、農薬不使用での栽培を実現しました。
もともと山々に囲まれた冷涼な気象条件にある山都町は害虫が少ないうえ県内有数のホタルの里としても知られる舟の口水源や、高千穂峡に連なる九州山系の伏流水を頂く鏡山水源など、豊富な水資源にも恵まれた立地。こうした山都町の自然環境の結晶である矢部茶本来の特徴を、庵シリーズは進化させました。

農薬不使用で、保存料や添加物も一切使用せず、自然の恵みと生産者の惜しみない労力から誕生した「庵-IORI-」。
熊本の自然を愛される健康志向の皆様に、さまざまな生活シーンに応える日本茶シリーズ展開を提案してまいります。